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大好きな日本の空へ飛んでかへる

2013年11月4日 月曜日

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陸軍中将 酒井 隆 命
  昭和二十一年九月十三日
  南京にて法務死
  陸軍大学校第二十八期
  東京都港区青山高樹町出身
  五十九歳

 五月三十一日
 ラヂオでおききでせうが、戦犯として今日決定します。
 これによつて中、日がまことの道を歩くことゝなり、日本を侵略と言はれないですむ道になれば、私の本願です。
 好きな中國で死んで、私はよろこんで逝きます。(中略)
 子供達の教育の金もないかと案じます。インフレの中に何もかも妻に一任して私はこんな所で死ぬ、まことに申訳ありません。(中略)
 遺骨があればその一部を分骨して原村(広島県の郷里)の父母の山林か墓前のところに土まんじゆうでもこしらへてお埋め下さい。墓石なんかいらぬ。(中略)
 八月二十六日
 あと二、三日の死を待つのも仕方ない。いやなものだ。静かに故人の幾人かゞ遭遇した天命をたどるのだ。所見も感想もなるべく考へない。書くまい。手近の人々を考へるよりか、本をよみ、歴史をよみ、徐《ゆるや》かに人生を去る。その時まで勉強するのだ。洗濯もし、きものも整理する。
 九月十日
 (中略)もう二度と行けないと思ふと残りをしいが、死ねば心はすぐ日本へかへる。いつでも刑にかけてと祈る。何時迄も牢屋に生きるよりか、放たれた日本の空に、我は祖國の礎となる。
 大好きな日本。私は空とぶ姿でかへる。

                  酒 井  隆
酒 井 菊 枝 殿

  【昭和四十四年十月靖国神社社頭掲示】