大義に生きんと覚悟致して居ります

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陸軍少佐 橋詰 良直 命
  昭和二十年二月二十四日
  東部ニューギニア・イロップにて戦死
  新潟県中頸城郡板倉村出身
  二十五歳

皇紀二六〇四年の新春を迎へ、謹みて新年を賀し奉ります。
御両親様には、愈々御壮健にてお暮らしのことと推察致し喜んで居ります。
当方面戦況益々緊迫を告げ、元旦と雖《いえど》も全てを忘れて新年を祝することも出来ず、頭は常に戦場に馳せて居ります。
敵情急速に変化を来し、今や敵を至近の距離に迎撃せんとして居ります。或はこれにて最後となるかも知れませんが、決して犬死はせん覚悟であります。
目下、某要職に就いて居ります。部下も或は沢山戦死をするでありませう。部下のみを殺しは致しません。
○○と運命を倶《とも》にし、身命の存する限り一意宿敵撃滅に邁進致します。
幼にして父母の膝下《しっか》を離れ、何等孝養を尽し得ざりしは甚だ残念に且《かつ》、心残りではありますが、大義に生きんと覚悟致して居ります。
兄さん弟には宜敷くお伝へ下さい。近所の皆様に宜敷く。
猶、私戦死の時は伊藤様にのみお伝へ下さい。
ここに最後のお便りをなし、お別れ致します。
                     敬 具

   【平成二十五年二月靖国神社社頭掲示】

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