今生のお別れに言ふておく(応召に際し嬰児《ちのみご》に遺《のこ》す)

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陸軍上等兵 西山 進 命
  昭和十三年十月二十一日
  南支広東省黄草嶺附近にて戦死
  山口県豊北町出身
  三十五歳

 十三年ぶりに生れた清子。
 お前は、父の為には義理ある母上様、お前の為にはババさん、この義理あるババさんのお手にて育てられる。
 その御恩は決して忘れてはなりません。父の分までも共に御恩報じをして下さい。
 両親がないとて、必ず肩身をせまくすることはない。御國の為に父は名誉ある義務を果たしたのです。
 次にお前の母は病身であつた。本年(昭和十二年)一月四日、お前を生み、喜ぶ間もなく五月三十日、百四十六日ぶりに死なれたのです。
 これ今生のお別れに言ふておく。
                              さやうなら

清子どの                           父より
    (長女出産、間もなくして妻の死にあひ、その直後 応召す)

                           【昭和四十二年四月靖国神社社頭掲示】

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