嫁ではなく、我子と思つて(妻のことたのみます)

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海軍工作兵曹長 小笠原 嘉明 命
  戦艦「大和」乗艦
  昭和二十年四月七日
  九州坊ノ岬南方沖合にて戦死
  愛知県出身
  二十九歳

 我、軍人としての本分を立派に果し、神風大和艦上に最期を飾るは、我、無上の譽(ほま)れと深く心に銘記し笑つて死すものなり。
 御両親様、妻愛子は良嫁になかりしが、我の妻で御座居ます。夫婦の契を立て、二世を誓ひし以上は、我と一心同体なりし事は申す迄もないと存じまする。ましてや我は國難に殉じる軍人です。其の家族が軍人の家族らしからぬ事、此の世に多しと承り、此に一言遺書を記すものなり。
 (中略)
一、里方へ歸(かえ)るも可なれど、里方にては御迷惑せられますれば、我家にゐては居辛く本人としては我家を出て靜かに自活したき希望なれば、本人の希望通りに自力自活の道に進む様御願ひ申し上げます。
其の上にて再婚の道有ればお進め下さい。
再婚致す迄は愛子の籍は我が妻として置て戴きたく御願ひ申し上げます。
一、人間は感情の動物なれば、憎きやつと思へばだんだんと遠ざかり、可愛がれば愛子とても孝養せなくてはならなくなると我は存じますれば、嫁と思はず、我子と思はれまして可愛がつて下さいます様御願ひ申し上げます。
 (後略)

  【平成十九年三月靖国神社社頭掲示】

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コメント2件

  1. 外 山 より:

     
       遺した心尽しの手当が

             妻の 眼に耳に 「 俺の分も生きろ 」 と 届いたら

                                 海に浸りながら成仏できる。
     

                                   皇紀 2672年 10月 3日(水)

  2. 外 山 より:

     
                すぐに愛とわかる愛情では面白味がない
     

      『 美味しんぼ 』 の 海原雄山、その料理と人生とを交えた信念と、硬い愛
      情深さが面白い性格で 好きです。 ツンデレ型の雄山は、 息子の山岡士
      郎から 「 海原雄山は母を大事にしなかった 」 ( 大事にしていた所を見た
      事がないから ) との変な誤解を受けています。
     
      この、すべてが行動で判断され、黙ってたら分からんというエヴァンゲリオ
      ン型思考回路は、アニメや漫画、特にガンダムに異常に詳しい ☆岡田斗
      司夫さんが出演の NHKの 『 マンガ夜話 』 でも起動していて、 話さなくて
      も気持ちが解るというスタイルは古く 、夫婦は積極的に一緒に料理しなが
      ら会話して 小さな幸せを見つけるべきであるとする 「★少女マンガに書か
      れる夫婦像で理想の家庭を想像した。 けれども、実際の夫婦生活は違っ
      た」 という話題で作動したのも 、根底に同じものが 関連しているからだと
      思います。 他人に無関心で自己主張の強い欧米型を、主張を押さえて心
      を察するのを気持ち良いとする日本に輸入してしまった為に、察心×自己
      主張で過剰な気遣いに発展していくように思えますし、それに細かく小さな
      気遣いだけでは退屈じゃないかなと思いながら番組を見ていました。
     
      そういえば、宮崎駿さんの映画で唯一好きなのが 『 美女と野獣 』 と 『 男
      はつらいよ 』 が合体した 『 紅の豚 』 という作品で 、獣だがトラでなくブタ
      なのが第一印象で気に入り、じっくり見た中で 「 ここでは あなたのお国よ
      り、人生が もうちょっと複雑なの 」 という セリフが心に残り、とても和風だ
      と思いました。 三島由紀夫 さん であったか、日本的な精神性は 、いにし
      えの物語や伝統にばかりあるのではなく 、最近流行の ものにも宿ってい
      るという言葉のように 、ジブリ作品の中から人生の生き方を発見できた時
      は 嬉しかったです。 この 「 複雑 」 というのは、「いき」というか、親しき仲
      にも礼儀がある、察するということだと考えています。カッコつけたいという
      のが一番近いかもしれません。 カッコイイところだけ見せたいと思うと、一
      緒に生活ができず、通い婚という感じになるのが 「 複雑 」な 寅さん かなぁ
      と思います。複雑という表現は、女性の奥ゆかしさであり、客観的には 妥
      協できない めんどくさい男です。
     
      のだめ でいうと 完璧主義の千秋を険しくした雄山が、のだめ を もう少し
      甲斐甲斐しくした士郎の母に対するありかたは、離れて見ればラブコメだ
      けれども、近すぎた士郎には母を虐げているように見えて、「離婚しなよ」
      とすすめると、病を押して お茶を心をこめて焙じている母が 「 そんな悲し
      いことを言わないでちょうだい。あなたには人の心が分からないの 」 と士
      郎少年を傷つける言い方をしたから、グレてしまったので、「仲間とは違う
      サインで呼び合うたび、強くなれる。離れていても、いつだって一つだよね」
      と、解りやすく焙じ茶のサインの複雑さを弁論すれば良かったと思います。
     
      日本史も、複雑で誤解されやすい為、アジアとの関係や欧米との関係を、
      わかりやすく書いた人情物語である必要があります。 海原雄山が、息子
      からは毛嫌いされて、交流を持った人からは思慕されているのは 、日本
      が遠方から慕われ、自国民に見捨てられた国旗が疎外感をもって淋しく
      はためいているのに似ています。
     

     
                      心の深さを感じる愛
     

      英霊の言乃葉などで、 もし子供について沢山いわれていて、 妻の話題が
      少量でも、これは 「 妻を少ししか愛していない 」 ということではないように、
      普段の暮らしの中の コミュニケーション、意志疎通は愛情の確認くらいの
      意味ですから、これとは別に強い愛があった方が良く、勇敢な英霊に恋す
      る女性が多いのも正しい欲求です。
     
      良寛さんが、「 好まぬものが三つある 」 として、歌詠みの歌と書家の書と
      料理屋の料理と言って居られるように、愛でいうとプレイボーイの愛がまず
      いかもしれません。 また、レディーファーストを行うにしても「他人の前では
      接吻し」という見た目重視に陥らないよう気をつけねばなりません。
     
      た だ、料理屋の料理が嫌だからといって、病気で伏せっている妻を起こし
      て料理をつくらせるのは 「 雄山 、甘え過ぎだろう 」 と思います。あれはき
      っと、外で意地を張り過ぎだからでしょう。

     
     
                  周囲の環境で性質が形成される
     

      意地を張ると言えば、アイデンティティーとか哲学とか自我がどうのだとか
      いう西洋哲学は、修養 や 精進 や 大欲 と同じ意味かと思いましたがそう
      ではなく 、どうも 精神的に不安定だから 科学として細かく発達したので 、
      ゴールと成る精神が安定した者は少ないようです。
     
      負けたらおしまい 、悪くても謝らない欧米では 、会社に行くのを戦争に行
      ってくると表現するそうですが、しかし、この方が、この治安の悪い不安な
      状態の方が、小さい頃から島流しにあったり人質に取られたりした源頼朝
      や徳川家康の方が権謀術数に秀でた男性的性質を持つように思います。
      
      反対に、権力や権勢を無視した仁愛の深い西郷隆盛さんや橋本左内さん
      や 吉田松陰さんは共に読みが甘いところがあるので 、三人のように比較
      的ふつうに育った者は陛下の為に、御国の為に尽くす、そういう性質、 誰
      かを守る為の勇気が育っていますが、同時に「負けるが勝ち」などの自分
      の身を護る保身の欠損があり、ここに注意が必要だと思います。死にたく
      ないから前もって準備が万全である。 それが戦争(戦略)を有利にする作
      用でしょう。
      
     
      ◆◆◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆◆◆◆◆
      ◆◆◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆◆◆◆◆   ◆◆◆◆◆◆◆◆◆   
     
     
      ☆ 『 ガンダム 』 とは、これを作った富野由悠季さんの人生論が詰っ
        ているものなのだと説明する岡田さんの論は、深いものがありま
        した。そして、日本の過去の戦争が悲惨であるとする歴史観から
        栄光の歴史であったとする心構えにすることで、なんとなく寂しい
        戦争が書かれてあるガンダムや、ヒドイ負け方をした戦争に気を
        暗くされて20歳頃から戦争のことを考えるのをやめたという富野
        さんを元気にすることができると確信します。
     

      ★ 少女マンガの内容を人生で実践するという発想が面白いと感動し、
        『 僕等がいた 』なんかを見たら、人生に苦労の多い矢野元晴とい
        う男がなかなか判断力があって 尊敬に値しました。 そして、 男の
        勇気や知力を伴った解決力や愛情が、女性を強く動かすように思
        えました。すると 女の子は、男の気を引こうと ようやく 本気モード
        に成り、媚態というか色気が出てきて 、こうして男は支配欲が満た
        され、女の子は身を任せられる安心感があって、双方めでたし め
        でたし と成るのが一番たのしい恋だと思います。
     
     
                   皇紀 2672年 10月 26日(金)

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